CADソフトで3Dデータの作成は、それなりの専門知識が必要でハードルは高い。そんな時に、目の前のオブジェクト等を気軽にスキャニングして3Dプリンティングしたいと思う人は多いと思う。3Dプリンターが注目を集める中、今後は3Dスキャナーも続々と登場してくると思われる。最近注目を集めた3Dスキャナーといえば、IndieGoGoで多くの支援金を集めたPhotonかもしれない。Photonはカナダのベンチャー企業で、安価なデスクトップ3Dスキャナーの開発を行っている。ただ、デスクトップ3Dスキャナーでスキャニングできるオブジェクトのサイズは限定的な物になってしまう。例えば、自分自身のフィギュアを作りたいと思った時、デスクトップ3Dスキャナではもちろん不可能だ。そこで利用できるソリューションとして、マイクロソフトXboxのキネクトを使った3Dスキャニングだ。この技術を開発したのは、ポータブル3Dスキャナーを開発しているFARO社。FARO社は、キネクトのモーションセンサーを3Dスキャナーに変更することができる無料のアプリを開発した。キネクトをアプリがインストールされたパソコンへつなぎ、スキャンをするだけ。現時点では3Dスキャナは非常に高額な物だが、このような技術の活用によって、手軽に3Dスキャニングを行い、3Dプリンターで出力するといった楽しみ方ができるようになるかもしれない。
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