これで、空 陸 海 あと潜水したら網羅だな。
http://gigazine.net/news/20151027-parrot-hydrofoil/
LEDライトを搭載して暗闇でも走行・飛行できるミニドローン「Jumping」と「Airborne」などのドローン製品をラインナップするParrotは、「空の上」「陸の上」に続いて「水の上」を行くドローン「Hydrofoil(ハイドロフォイル)」を登場させています。クアッドコプター型ドローン「Airborne」のパワーで水面を自由に走れるというHydrofoilの実機を借りることができたので、近くにある池で実際に走らせてきました。
Hydrofoil Drone
http://www.parrot.com/jp/products/hydrofoil-drone/
Hydrofoilの機体(船体)はこんな感じ。中央の大きな船体の左右に小さなハルを持つ3胴船となっており、さらに前2枚・後1枚のフォイル(水中翼)を装着しています。そして、船体の上にはまるで最初からそこに収まっていたかのように、ドローンのAirborneがちょこんと鎮座しています。
Hydrofoilは白と黒の2色がラインナップされており、白には「New Z」、黒には「Orak」という名前が付けられています。なお、ドローン本体は船から取り外して単体で飛ばすことも可能です。
ということで、実際に水面を走らせてみた様子が以下のムービー。ドローンのローターを回転させるとアームが「ぶわん」と立ち上がり、空気を蹴って前に進む様子がわかります。また、スピードが上がると機体が5cmほど持ち上がる様子はまさに「水中翼船」と呼べるものになっています。
Parrotのミニドローン「Hydrofoil」をスイスイ走らせてみた - YouTube
水面にHydrofoilを浮かべます。バッテリーを搭載したドローンを水の上に置くのには少し恐怖を感じましたが、発泡スチロール製の船体がちゃんと浮かんでくれるのですぐに心配は解消。
Hydrofoilの操縦には、同社の他の製品と同様にスマートフォンアプリの「FreeFlight 3」(Android版・iOS版)を使います。Hydrofoilの電源を入れ、スマートフォンのWi-FiとBluetoothがオンの状態でアプリを立ち上げると、自動的に認識して接続されるので難しい操作はほとんど必要なし。アプリが機体を認識したら、まずは機体のタイプを選択します。今回は船体のついたHydrofoilを操縦するので、右側のアイコンをタップ。
これだけで設定は完了。操縦画面にはアクセル開度(左)と左右の転回(右)の2つのコントローラーが表示されており、基本的にはこの2つを使うだけというシンプルな操縦方法となっています。
アプリ画面の「TAKE OFF」をタップすると、ドローンを装着したアームが起き上がって船体が前に進め始めました。アクセル開度を変えなくてもこの状態で船体はゆっくりと前に進むので、最初のうちは左右への動きだけに集中して操縦に慣れておくのがオススメ。操縦に慣れてきたら徐々にスピードを上げていくと、なかなか爽快な走りが楽しめます。
速度が上がると船体が持ち上がり、水の抵抗が少なくなるのでさらに速度が乗るという仕組み。最高速度はおよそ時速10kmということで、ビックリするぐらいの速さはありませんが、水上を気持ちよく滑って遊ぶにはちょうど良いスピードといえそう。
左右にハルがあるためか、高速でターンを行っても船体が傾いてしまうことがありません。何度か勢いよく操作してみましたが、大事なドローンが水没してしまう危険もなさそうなのが安心です。
最初は慣れずに戸惑った操作感も、15分ほど遊んでいるうちにすっかり自分のものにできた感触をつかめます。空中を飛ぶドローンのように、常にプロペラが回って飛んでいるという実感がなく、必要とあらばプカプカ浮かべた状態で休憩できるのも、気持ちの余裕につながっているのかも。
調子に乗ってスピードを上げていると、操作を誤って陸地に突き刺さってしまうことも。それでも軽量な機体のおかげか、機体が壊れてしまうようなことはなかったので、思いきって遊びまくれるのもポイントといえそうです。なお、付属のバッテリーをフル充電にして遊べる時間ですが、これは実際にプロペラを動かした時間に左右されるので一概に言うことは難しいのですが、感覚的にはおよそ15分~20分程度といったところでした。
正直なところ、このHydrofoilを実際に水の上を走らせてみるまでは「ドローンなので、空を飛ばしたほうが面白いのでは……」と心の奥で密かに思っていたのですが、実際に遊んでみると水の上ならではの楽しさに気がついた自分を発見。「プイーン」という音をたて、水面に波を引きながらスイーっと走る姿は何ともいえない爽快感があり、あまり速すぎない速度も「手頃に楽しめる感」につながっているような気がしました。
今回は1隻だけのレビューで、一人でスイーッと走らせるのも楽しかったのですが、実はHydrofoilをもっと楽しめるのは2隻以上で行うレースなのかもしれないという気がしてきました。流れの緩やかな川辺や小さな池を見つけて、コースを設定して友達とワイワイとレースを楽しむ光景を想像すると、心のどこかがふつふつと沸き上がってくるものを感じてしまう自分に気がついたのでした。
Parrotの水空両用のハイブリッドロボット「Hydrofoil」は定価2万1800円(税抜)でAppleストアやAmazon、家電量販店などで販売中。記事作成時にはAmazonで約4200円オフで購入できるようになっていました。
パロット ミニ ドローン ハイドロフォイル 水空両用ロボット ニューZ (ホワイト) 【日本正規品】_パロット_通販_ Amazon|アマゾン
なお、Parrotが作成したイメージムービーも公開されているので、こちらも要チェックです。
Parrot Minidrones - Hydrofoil - YouTube
私の研究トピック(DroneとVision)で使った技術を紹介していきます。MachineLearningは興味のままで随時紹介。後は、気になるニュースを載せていきます。基本的には、タイトルに関するものを思うがまま書いていく!!
2015年10月30日金曜日
54個のローターで人間を乗せて飛ぶ自作ドローン「The Swarm」
すげー
http://gigazine.net/news/20150922-swarm-manned-drone/
ここ数年でドローン(マルチコプター)の技術は飛躍的に進化を見せており、高い安定性を持つフライトを誰でも簡単に楽しめるようになりました。飛ぶものがあればつい乗ってしまいたくなるのが人間の性(さが)のようで、世界中でドローン愛好家による「乗用ドローン」の開発が進められています。
YouTubeのユーザー「gasturbine101」さんが公開しているムービーでは、ローター54個を6角形に配置した機体「The Swarm」が人を乗せてフワリと浮かび上がる様子が収められています。
The Swarm Manned Aerial Vehicle Multirotor Super Drone Flying - YouTube
格子状に組まれたフレームにセットされたモーター+ローターと、その下に座る男性。
自作ドローン「The Swarm」の全容はこんな感じ。シートの下にある黄色いものは、着地時の衝撃を和らげるクッション材のようです。それにしても、元来「ドローン」とは人を乗せずに自律して飛ぶ機体のことを指しているはずなので、ここまで来たらもうこれは「ドローン」ではないような気もします。
ドローンでおなじみの「プィィィィィン」という音をたてて浮かび上がる機体。カメラのマイクを通して聞く音こそ普通のドローンですが、強い風を受けて揺れる芝生の様子はもう完全にヘリコプターそのもの。
高さ1メートルぐらいまで上昇するシーンも
操縦しているのか、偶然そうなったのかはわかりませんが、カメラの方にするすると近寄ってくる場面。
高度3メートルぐらいまで上昇する能力も備わっている様子。周囲から「Be careful!(気をつけて!)」と声をかけられています。
この実験は、公園スペースの一角で行われていた模様。一度は通り過ぎた車が、思わずバックで戻って来て「二度見」する様子もしっかり残されています。
機体の構造がよくわかるアングル。54個のローターを配置した面の下に人間が座る機体部分がつり下げられている状態です。機体のコントロールにはHobbyking製のKK2.1.5マルチコントローラーを使用しているとのこと。ローターは9チャンネル制御されており、各チャンネルあたり6個のローターを接続して高い推力を実現しているようです。離陸時の重量は乗員を含めて148kgで、最大離陸重量は約164kg。22キロワットの容量を持つリチウムイオンバッテリーを搭載しますが、飛行可能時間はおよそ10分間程度だそうです。
よほどうるさいのか、耳を押さえて通り過ぎる子どもの姿も。
この有人ドローン(?)の「The Swarm」は、gasturbine101さんが完全に趣味で開発している機体だそうで、製作費用は日本円で100万円程度とのこと。このような機体を自前で作ることができる開発環境が整っているというのが、昨今のドローンの進化を後押ししているようです。
この「The Swarm」は、gasturbine101さんが完全に趣味で開発している機体とのこと。gasturbine101さんのYouTubeチャンネルでは、これまでの開発機が飛ぶ様子を収めたムービーも公開されています。
The Swarm Multirotor Flight Testing Man Rated Super Drone - YouTube
ボードにセットされたコントローラー類。手作り感満載の見た目にワクワクしてきます。
この2015年7月ごろに公開されたムービーの時点では、まだ人は乗らずにリモコンで操縦していたようです。
公園でテストする前は、自宅の裏庭のような場所で飛ばしていた模様。こんな環境があるなんてうらやましい限り……。
The Swarm Multicopter Multirotor Man Rated Drone in testing - YouTube
広さのある庭ですが、しかしThe Swarmには少々手狭だったようです。
コレがかなり初期段階のThe Swarmの形状。ローターの数は少ないですが、この時点ですでに9チャンネル制御の仕組みで動作している様子です。
Swarm2 Electric VTOL flying machine unteathered testing - YouTube
http://gigazine.net/news/20150922-swarm-manned-drone/
ここ数年でドローン(マルチコプター)の技術は飛躍的に進化を見せており、高い安定性を持つフライトを誰でも簡単に楽しめるようになりました。飛ぶものがあればつい乗ってしまいたくなるのが人間の性(さが)のようで、世界中でドローン愛好家による「乗用ドローン」の開発が進められています。
YouTubeのユーザー「gasturbine101」さんが公開しているムービーでは、ローター54個を6角形に配置した機体「The Swarm」が人を乗せてフワリと浮かび上がる様子が収められています。
The Swarm Manned Aerial Vehicle Multirotor Super Drone Flying - YouTube
格子状に組まれたフレームにセットされたモーター+ローターと、その下に座る男性。
自作ドローン「The Swarm」の全容はこんな感じ。シートの下にある黄色いものは、着地時の衝撃を和らげるクッション材のようです。それにしても、元来「ドローン」とは人を乗せずに自律して飛ぶ機体のことを指しているはずなので、ここまで来たらもうこれは「ドローン」ではないような気もします。
ドローンでおなじみの「プィィィィィン」という音をたてて浮かび上がる機体。カメラのマイクを通して聞く音こそ普通のドローンですが、強い風を受けて揺れる芝生の様子はもう完全にヘリコプターそのもの。
高さ1メートルぐらいまで上昇するシーンも
操縦しているのか、偶然そうなったのかはわかりませんが、カメラの方にするすると近寄ってくる場面。
高度3メートルぐらいまで上昇する能力も備わっている様子。周囲から「Be careful!(気をつけて!)」と声をかけられています。
この実験は、公園スペースの一角で行われていた模様。一度は通り過ぎた車が、思わずバックで戻って来て「二度見」する様子もしっかり残されています。
機体の構造がよくわかるアングル。54個のローターを配置した面の下に人間が座る機体部分がつり下げられている状態です。機体のコントロールにはHobbyking製のKK2.1.5マルチコントローラーを使用しているとのこと。ローターは9チャンネル制御されており、各チャンネルあたり6個のローターを接続して高い推力を実現しているようです。離陸時の重量は乗員を含めて148kgで、最大離陸重量は約164kg。22キロワットの容量を持つリチウムイオンバッテリーを搭載しますが、飛行可能時間はおよそ10分間程度だそうです。
よほどうるさいのか、耳を押さえて通り過ぎる子どもの姿も。
この有人ドローン(?)の「The Swarm」は、gasturbine101さんが完全に趣味で開発している機体だそうで、製作費用は日本円で100万円程度とのこと。このような機体を自前で作ることができる開発環境が整っているというのが、昨今のドローンの進化を後押ししているようです。
この「The Swarm」は、gasturbine101さんが完全に趣味で開発している機体とのこと。gasturbine101さんのYouTubeチャンネルでは、これまでの開発機が飛ぶ様子を収めたムービーも公開されています。
The Swarm Multirotor Flight Testing Man Rated Super Drone - YouTube
ボードにセットされたコントローラー類。手作り感満載の見た目にワクワクしてきます。
この2015年7月ごろに公開されたムービーの時点では、まだ人は乗らずにリモコンで操縦していたようです。
公園でテストする前は、自宅の裏庭のような場所で飛ばしていた模様。こんな環境があるなんてうらやましい限り……。
The Swarm Multicopter Multirotor Man Rated Drone in testing - YouTube
広さのある庭ですが、しかしThe Swarmには少々手狭だったようです。
コレがかなり初期段階のThe Swarmの形状。ローターの数は少ないですが、この時点ですでに9チャンネル制御の仕組みで動作している様子です。
Swarm2 Electric VTOL flying machine unteathered testing - YouTube
2015年10月14日水曜日
無線信号を使った違法ドローン飛行発見システム、テスト中
いろいろ問題になっているけど、対応策を探しているって感じだなー
http://www.gizmodo.jp/2015/10/post_18498.html#cxrecs_s
いくら言っても聞かない奴がいるんだもんな。
source: PhysOrg
http://www.gizmodo.jp/2015/10/post_18498.html#cxrecs_s
いくら言っても聞かない奴がいるんだもんな。
近年、米国連邦航空局(FAA)とドローンはバトルを繰り広げています。バトルと言うと印象悪いですが、まぁ、ドローンの規制とそれに反対する人、またはそれを破る人ですね。飛んでいい場所をアプリでわかりやすく提示したり、多額な罰金を課したりして、違法ドローンをなくすためFAAはあれこれ努力をしています。その努力がまた1つ。ただいま、違法飛行ドローンを探すシステムをテスト中です。
FAAが現在テスト中なのは、違法ドローン(ドローンに限らずすべてのRC航空機)を探し、追跡するシステム。ドローン自体を追跡するのはなかなか大掛かりな仕組みとコストを必要としますが、今回FAAが取り組んでいるのは、ドローン操縦に使われる無線信号をキャッチするというもの。システムに採用されているテクノロジーを開発したのは、情報技術を扱う会社CACI International。無線信号をキャッチし、どこから操作されているのかを割り出し、操縦主にたどり着くという仕組みになっています。今後、このシステムがどこで利用されるかについては、FAAはまだ名言していませんが、米国内の空港周辺の取締りに使われるという説が濃厚です。FAA曰く、月100件前後のドローンの違法飛行が報告されているといいます。これを改善するためにも、新たなシステムが必要なわけです。
source: PhysOrg
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
2015年10月10日土曜日
コンピューター将棋「目的達した」終了宣言へ
電王戦の結果おもそろかったんだけどなー。プロ上位との勝率が50%超えたらってのはいいラインかもな。しかし、将棋で勝てるようになったのはすごい。次は囲碁かな。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151010/k10010265711000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151010/k10010265711000.html
将棋のトップ棋士に勝つことを目的に、コンピューター将棋の開発に取り組んできた学会のプロジェクトが「目的を達した」として、終了宣言を出すことが分かりました。羽生善治四冠などのタイトルホルダーとの公式の対戦は実現していませんが、学会は、ここ数年のプロ棋士との対局データを元に分析した結果、「トップ棋士に統計的に勝ち越す可能性が高い」としています。
コンピューターの技術者らで作る情報処理学会は平成22年、将棋のトップ棋士に勝つことを目的にプロジェクトを立ち上げ、日本将棋連盟に「挑戦状」を突きつけました。
そして、その年の10月に行われた対局で、当時の清水市代女流王将を破ったほか、その後、プロジェクトのメンバーらも参加して3年前から行われているプロ棋士とコンピューターソフトが対戦する「電王戦」でも、これまでコンピューターが通算10勝5敗と互角以上の成績を残しています。
さらに学会では、ここ数年の対局データをもとに、独自に「レーティング」という実力の指標になる数値を算出したところ、最強のコンピューターソフトの実力は、去年7月の段階で、プロのA級10人の平均を上回り、推定の勝率が63%、ことしの2月にはプロの中で最もレーティングが高い羽生四冠と並んだということです。このため学会は、目的を達成したとしてプロジェクトの終了を決め、11日付けで学会のホームページなどに宣言を出すことになりました。
プロジェクトの責任者の公立はこだて未来大学の松原仁教授は「羽生さんとの対局が実現していないのは残念だが、数年後には人間が全く相手にならなくなるのは確実で、人間との対決を掲げたコンピューター将棋開発の時代は終わったと考えている」と話しています。
そして、その年の10月に行われた対局で、当時の清水市代女流王将を破ったほか、その後、プロジェクトのメンバーらも参加して3年前から行われているプロ棋士とコンピューターソフトが対戦する「電王戦」でも、これまでコンピューターが通算10勝5敗と互角以上の成績を残しています。
さらに学会では、ここ数年の対局データをもとに、独自に「レーティング」という実力の指標になる数値を算出したところ、最強のコンピューターソフトの実力は、去年7月の段階で、プロのA級10人の平均を上回り、推定の勝率が63%、ことしの2月にはプロの中で最もレーティングが高い羽生四冠と並んだということです。このため学会は、目的を達成したとしてプロジェクトの終了を決め、11日付けで学会のホームページなどに宣言を出すことになりました。
プロジェクトの責任者の公立はこだて未来大学の松原仁教授は「羽生さんとの対局が実現していないのは残念だが、数年後には人間が全く相手にならなくなるのは確実で、人間との対決を掲げたコンピューター将棋開発の時代は終わったと考えている」と話しています。
日本将棋連盟 パートナーとしてよい関係性を
これについて、日本将棋連盟は「ここ10年ほどのコンピューターソフトの進化には目をみはるばかりで、研究者や開発者の情熱と能力に敬意を表します。現在はプロ棋士もコンピューターソフトを研究ツールとして活用しており、これからも技術向上の手助けをしてくれるパートナーとしてよい関係性を持続していきたい」とコメントしています。
カメラ付き小型ラジコンヘリ「ナノファルコンデジカム」で空撮してみました
https://mag.kakaku.com/hobby/?id=3432&cid=all_fb_kakaku
カメラ付き超小型ヘリコプター「ナノファルコンデジカム」。小さい機体にカメラが搭載されています。1つ目のロボットみたいですね
機体の小ささ、操縦の安定性、お手ごろな価格で、子どもや初心者にも人気のシー・シー・ピー「ナノファルコン」シリーズに、新モデル「ナノファルコンデジカム」(価格は8,980円・税別)が登場しました。これまでのナノファルコンたちと同じく、手のひらサイズですが、本体にカメラが搭載されていて、飛ばしながら動画を撮ったり、写真を撮ったりできるようになりました。
また、“カメラ付き小型ヘリ”から、“デジカメ”の形へと、変形合体もできるのも、他と変わっていておもしろい特徴です。ヘリをコントローラーに格納すると、デジカメとして使えるようになりますよ。コントローラーにしまってひとつにまとめられるので、持ち運びも便利になりました。
今回、ナノファルコンデジカムを使って空撮を試してみました!
部屋の中だと安定した撮影ができます
今話題のドローンは、操縦よりも、「飛ばしながら撮影することができる」のが人気の理由ですが、操縦はなるべく人間の手間がかからないように、形がクアッドコプターであったり、自動操縦のプログラムが入っているものが多いですよね。いっぽうのナノファルコンデジカムは、カメラ搭載のラジコンヘリです。あくまでもラジコンヘリなので、ヘリを飛ばす・操縦する楽しさがあるのがポイントです。小型ヘリなのですが、どのくらい安定した操縦や撮影ができるのでしょうか? 窓の閉まったエアコンのない室内で、価格.comマガジン編集部の山野さんを撮影してみました。
「ナノファルコンデジカム」で山野さんを撮影した動画です。音は録れません
風のない室内では機体をコントロールしやすく、山野さんにゆっくりと近づいて撮ることができました! あまり機体も揺れずに撮れたと思います! でも、近づきすぎると、何を撮っているのかよくわかりませんね(笑)。山野さんが大きくみえます。
撮影中どのような感じになっているかというと↓こんな感じです。
ナノファルコンデジカムで撮影している筆者と、撮影されている山野さんの様子です。近づいても動かない山野さんがすごい(笑)。撮影中は映像を確認できないので、機体の前方に搭載されているカメラのレンズを、撮りたいものに向けた状態で飛ばすことを意識しながら飛ばしてみました
いっぽう屋外だと……
ナノファルコンデジカムは、これまでのナノファルコンと違って、外でも使えるみたいですので、次は、公園に行って撮影に挑戦です。撮影場所が海が近かったので風が強い! 風に吹かれて、斜めになったりしてしまいました……。
風があるため、撮りたい方向に向けて操縦するのが難しいです。このときは穏やかな風だったのであまり遠くに機体を飛ばされることもなかったですが、ほかに撮影したときは機体がくるくる回って芝生の上に墜落したりしました……
実は、この操縦の前に、高く飛ばしすぎていったん機体が行方不明になってしまいました……。ので、障害物のないまわりを見渡せる草原で飛ばすのがいいと思います。背の高い植物があるところなどは、見つけられなくなる可能性があるので危険です。地面は芝生で平らではないので、ヘリ自身のプロペラの風で機体がぐらついてしまい、うまく離陸できないことがあるので、指で機体を軽く持ち支えてテイクオフしています
細かい特徴を見ていきましょう
ナノファルコンデジカムの機体の大きさは、手のひらサイズの全長約130mm。連続飛行時間は約4分間です。充電は、付属のUSBケーブルをパソコンに接続して行った場合で約35分間です。操作可能距離は約15m。使用周波数帯は 2.4GHz。最大で8機の同時飛行が可能です。コントローラーには、単4型アルカリ乾電池を4本使用します(別売です)。
全長は約130mmの手のひらサイズです。ナノなので! ちいさい!
正面はほぼカメラのレンズになっています
後ろ側。下のほうにUSBの差込口と、MicroSDカードの差込口、そのカバーがあります
後ろ側。下のほうにUSBの差込口と、MicroSDカードの差込口、そのカバーがあります
「ピコファルコン」と並べてみました。ピコファルコンは、指先サイズ、ナノファルコンシリーズは手のひらサイズですね
コントローラーはこのような感じ。左下が電源。左にスロットルレバーがあって、離陸・着陸、上昇や下降を操作します。右のは方向レバーで、前進後退、左右への旋回などの操作をします。左上に動画撮影ボタン、右上に写真撮影ボタンが配置されています
コントローラーには、単4形アルカリ乾電池を4本入れるようになっています。電池カバーはネジじゃないので、ドライバーは必要ありませんでした
付属のUSBケーブルに本体を接続してヘリ本体を充電します。充電中は緑色のランプが光ります。充電時間は、約35分。機体にmicroSDカードが入れられるようになっていて、動画や写真を保存できるようになっています。microSDカードは、容量32GBまで対応。付属のUSBケーブルをつかって動画や写真をPCに取り込めます
ヘリ本体を折りたたんでコントローラーに収納するとデジカメに!
本体のプロペラ、スタビライザー、本体後部を写真のように折りたたみます。折りたたむところを間違えないように気をつけましょう
コントローラーを裏返して、収納カバーを開けます
折りたたんだヘリ本体を、さかさまにして、コントローラーにいれます
収納カバーを閉じて、ファインダー部分を上に立ち上げます。カメラのレンズの部分だけ外側に見えるので、こんな感じにカメラっぽくなります。写真撮影ボタン、動画撮影ボタンは、ヘリを飛ばしていたときのコントローラー時のボタンで、両手の人差し指の部分です
目から約3cm ほど離してファインダーをのぞいたところが、ほぼ撮れている風景になるみたいです。被写体とは、約1mはなれたところから撮影するときれいに写るそう
撮れた画像はこんな感じでした
まとめ
操縦については、「ナノファルコンα」や「ピコファルコン」と同じくらい、安定した離陸ができます。パッケージに「入門~中級向け」と書かれているとおり、初心者や少し飛ばしたことがある人にも飛ばしやすいと思いました。クアッドコプター型のラジコンや小型ドローンなどと比べると、空中での安定性が落ちてしまいますが、このサイズで動画が撮れるのは面白いですね。1万円以内で部屋の外、中での空撮を楽しめて、落としても壊れにくく、おもしろいです。あと、従来よりも墜落しても壊れにくくなっているのもうれしいところです!
コントローラーのなかにヘリを収納できる「デジカメモード」は、モニターのないトイカメラのような使い方で意外性のある写真が撮れるのではないでしょうか。それよりも、コントローラーに機体を格納できるので、持ち運びが便利になりました。連続飛行時間は約4分と、従来モデルとそれほど変わりませんが、ナノファルコンαやピコファルコンのようにコントローラーから充電できなくなっていて、屋外で充電しにくいのがちょっと不便でした。
(おまけ)初めて外で飛ばして、ナノファルコンデジカムが行方不明になったときの動画です。風にあおられ、どんどん高く空へ上って、消えて見失ってしまい非常にあせったのですが、このあとコスモス畑の向こうの草むらに落ちているのを発見し、ことなきを得ました。壊れてなくてよかったしすごい…!
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