2015年8月18日火曜日

米議会がドローン規制を検討、有人機との衝突を懸念

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[ワシントン 14日 ロイター] - 違法なドローン(無人機)飛行の急増を受け、米国の上下両院で、特に空港付近におけるドローンの飛行を法的に規制しようとする動きが加速してきた。事情に詳しい関係筋が明らかにした。
米連邦航空局(FAA)は前週、民間航空機を含む有人機付近でのドローン目撃件数が急増しているとの報告を発表。米国で航空機のパイロットが目撃したドローンの数は、年初から8月9日までに650機を超えた。2014年は年間238機だった。このペースで持続すれば年末までに1100機程度になるとみられている。
議員らは、航空機が特に注意を要する離着陸時に無人機と衝突する事故が起きるのは時間の問題であり、大惨事を招きかねないと指摘している。 
法案の提出は早くても休会明けの2週間後になるとみられている。
関係筋によると、規制手段としては、違法な飛行をしているドローンを追跡・無力化する新技術のサポートや、操縦者に対する研修・飛行前の届け出・飛行中に当局が識別できるようトランスポンダーの搭載を義務付けることなどが検討されているという。
FAAのウエルタ長官は、議会の動きを歓迎する意向を表明。ドローンの違法飛行を行った操縦者に対し、罰金や禁錮刑など厳格な処罰を下す方針を示した。

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