23分だった。
http://news.livedoor.com/article/detail/11043886/
このほど米ラスベガスで、世界の新しい家電製品がこぞって紹介される毎年恒例の展示ショーが開催された。その中で、中国の企業が開発した人を乗せて飛ぶドローンがひと際目を引いたもよう。まさに気軽に空を飛びたいという夢の実現であろうか。
米ネバダ州ラスベガスでこのほど開催された「2016 Consumer Electronics Show」という展示ショー。そこで中国・広東省広州の「EHang, Inc」というドローン製造企業が出展した、人が乗って飛ぶためのドローン“EHang 184”が大変な注目を集めたことを中国のメディア『China Daily(中国日報)』が伝えている。
“EHang 184”の動力は電気で、積載できるのは人1名と荷物を合わせて100kgまで。時速100kmで23分間飛べる。また滑走路要らずのため24時間365日の飛行が可能。これがかつて大きな注目を浴びた「空飛ぶ自動車」との違いであるようだ。またホバーリングボタンの使用はあるものの、オートナビゲーションシステムの搭載により特別な技能は不要で、離陸・着陸も簡単なクリックで可能だという。ちなみに、まだ商品化されていない最新テクノロジーということもあり、人の乗ったドローンについての法規制は今のところ存在しない。
また極端に悪い気象条件にも耐えるものになっているが、重要な部分については補強材を強化させており、万が一機体や危機にダメージが生じた場合でもバックアップシステムが働き、安全機能が働けば自然に降下、着地するようになっているという。EHang, Incと共同で研究開発にあたったのは、イノベーションへの高い貢献から「Innovation Star Award」に輝き、優れた米・企業家トップ100にも選ばれている中国出身で現在は米サンフランシスコ在住というYifang (Derrick) Xiongさんである。
このドローン、いずれは20~30万ドル(約2300~3500万円)の価格で市場にデビューし、人々で混雑する観光名所などで威力を発揮するのではないかとみられているが、同社のマーケティング部長でもあるXiongさんは、「私達は中国政府と力を併せ、中国の交通の在り方など未来の姿を想像しながら研究と開発を進めています。このドローンの潜在的な需要は多岐にわたり存在し、運送業界はもちろん、小売業や緊急医療システムなどさまざまなシーンで活躍するでしょう」と自信をみなぎらせている。
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