人間の言うことをきかないロボット。と聞くと、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?実際に見てみましょう。
「NO」と言えるロボット!?
男性「座って」
ロボ「オーケイ。(ウィィイィンン…)」
あれ、ちゃんと言うこと聞いてますね。でも男性は続けます。
男性「立って」
ロボ「オーケイ」
ロボ「(ウィィイィンン…)」
今度もちゃんと言うことを聞いてます。しかし、次の質問では違いました。
男性「前に進んで」
ロボ「できません」
断った!でもちゃんと理由があるようです。
ロボ「道がありませんから」
しかし、男性はしつこく命令します。
男性「前に進んで」
ロボ「でも、安全じゃないです」
おー、ちゃんと断ってます!でも、こんな言葉ならどうでしょう…。
男性「ぼくがキャッチしてあげるから」
ロボ「…わかりました」
押しには弱いみたいです。オーナーを信じてひた進むその姿勢が健気!
つまり、NOと言えるからといって別に攻撃的なわけではないんですね。むしろ、指示の内容と自分の置かれた環境を考えてお断りできるなんて、とってもスマートだとは思いませんか?自分を傷つけるような指示だって回避します。
なかでも面白いのは、人間を信用して行動を決定しているところ。「IEEE Spectrum」によれば、開発を進めているタフツ大学はロボット3原則に加え、5つの要素を判断基準として設けているそうです。
ロボット3原則とは① 人間に危害を加えてはならない。危険を見逃して間接的に危害を加えてもいけない。
② ①に反しないかぎり、人間の命令に従わなければいけない。
③ ①②に反しないかぎり自己を守れねばならない。
5つの判断基準知識:どうすればいいのかを知っているかどうか。
能力:それは身体的に可能か。
時間:今、できることか。
役割:実行する社会的な道理があるか。
原則:それは許されていることか。
人工知能ってまだスピードこそ出ないものの想像よりもずっと柔軟な対応ができるようになるのかもしれませんね。実際の様子は動画で見てみてね。
Licensed material used with permission by Tufts University
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