2015年10月10日土曜日

カメラ付き小型ラジコンヘリ「ナノファルコンデジカム」で空撮してみました

https://mag.kakaku.com/hobby/?id=3432&cid=all_fb_kakaku


カメラ付き超小型ヘリコプター「ナノファルコンデジカム」。小さい機体にカメラが搭載されています。1つ目のロボットみたいですね
機体の小ささ、操縦の安定性、お手ごろな価格で、子どもや初心者にも人気のシー・シー・ピー「ナノファルコン」シリーズに、新モデル「ナノファルコンデジカム」(価格は8,980円・税別)が登場しました。これまでのナノファルコンたちと同じく、手のひらサイズですが、本体にカメラが搭載されていて、飛ばしながら動画を撮ったり、写真を撮ったりできるようになりました。
また、“カメラ付き小型ヘリ”から、“デジカメ”の形へと、変形合体もできるのも、他と変わっていておもしろい特徴です。ヘリをコントローラーに格納すると、デジカメとして使えるようになりますよ。コントローラーにしまってひとつにまとめられるので、持ち運びも便利になりました。
今回、ナノファルコンデジカムを使って空撮を試してみました!

部屋の中だと安定した撮影ができます

今話題のドローンは、操縦よりも、「飛ばしながら撮影することができる」のが人気の理由ですが、操縦はなるべく人間の手間がかからないように、形がクアッドコプターであったり、自動操縦のプログラムが入っているものが多いですよね。いっぽうのナノファルコンデジカムは、カメラ搭載のラジコンヘリです。あくまでもラジコンヘリなので、ヘリを飛ばす・操縦する楽しさがあるのがポイントです。小型ヘリなのですが、どのくらい安定した操縦や撮影ができるのでしょうか? 窓の閉まったエアコンのない室内で、価格.comマガジン編集部の山野さんを撮影してみました。
「ナノファルコンデジカム」で山野さんを撮影した動画です。音は録れません
風のない室内では機体をコントロールしやすく、山野さんにゆっくりと近づいて撮ることができました!  あまり機体も揺れずに撮れたと思います! でも、近づきすぎると、何を撮っているのかよくわかりませんね(笑)。山野さんが大きくみえます。
撮影中どのような感じになっているかというと↓こんな感じです。
ナノファルコンデジカムで撮影している筆者と、撮影されている山野さんの様子です。近づいても動かない山野さんがすごい(笑)。撮影中は映像を確認できないので、機体の前方に搭載されているカメラのレンズを、撮りたいものに向けた状態で飛ばすことを意識しながら飛ばしてみました

いっぽう屋外だと……

ナノファルコンデジカムは、これまでのナノファルコンと違って、外でも使えるみたいですので、次は、公園に行って撮影に挑戦です。撮影場所が海が近かったので風が強い! 風に吹かれて、斜めになったりしてしまいました……。
風があるため、撮りたい方向に向けて操縦するのが難しいです。このときは穏やかな風だったのであまり遠くに機体を飛ばされることもなかったですが、ほかに撮影したときは機体がくるくる回って芝生の上に墜落したりしました……
実は、この操縦の前に、高く飛ばしすぎていったん機体が行方不明になってしまいました……。ので、障害物のないまわりを見渡せる草原で飛ばすのがいいと思います。背の高い植物があるところなどは、見つけられなくなる可能性があるので危険です。地面は芝生で平らではないので、ヘリ自身のプロペラの風で機体がぐらついてしまい、うまく離陸できないことがあるので、指で機体を軽く持ち支えてテイクオフしています

細かい特徴を見ていきましょう

ナノファルコンデジカムの機体の大きさは、手のひらサイズの全長約130mm。連続飛行時間は約4分間です。充電は、付属のUSBケーブルをパソコンに接続して行った場合で約35分間です。操作可能距離は約15m。使用周波数帯は 2.4GHz。最大で8機の同時飛行が可能です。コントローラーには、単4型アルカリ乾電池を4本使用します(別売です)。
全長は約130mmの手のひらサイズです。ナノなので! ちいさい!
全長は約130mmの手のひらサイズです。ナノなので! ちいさい!
正面はほぼカメラのレンズになっています
正面はほぼカメラのレンズになっています
後ろ側。下のほうにUSBの差込口と、MicroSDカードの差込口、そのカバーがあります
後ろ側。下のほうにUSBの差込口と、MicroSDカードの差込口、そのカバーがあります
後ろ側。下のほうにUSBの差込口と、MicroSDカードの差込口、そのカバーがあります
後ろ側。下のほうにUSBの差込口と、MicroSDカードの差込口、そのカバーがあります

「ピコファルコン」と並べてみました。ピコファルコンは、指先サイズ、ナノファルコンシリーズは手のひらサイズですね

コントローラーはこのような感じ。左下が電源。左にスロットルレバーがあって、離陸・着陸、上昇や下降を操作します。右のは方向レバーで、前進後退、左右への旋回などの操作をします。左上に動画撮影ボタン、右上に写真撮影ボタンが配置されています

コントローラーには、単4形アルカリ乾電池を4本入れるようになっています。電池カバーはネジじゃないので、ドライバーは必要ありませんでした

付属のUSBケーブルに本体を接続してヘリ本体を充電します。充電中は緑色のランプが光ります。充電時間は、約35分。機体にmicroSDカードが入れられるようになっていて、動画や写真を保存できるようになっています。microSDカードは、容量32GBまで対応。付属のUSBケーブルをつかって動画や写真をPCに取り込めます

ヘリ本体を折りたたんでコントローラーに収納するとデジカメに!


本体のプロペラ、スタビライザー、本体後部を写真のように折りたたみます。折りたたむところを間違えないように気をつけましょう
コントローラーを裏返して、収納カバーを開けます
コントローラーを裏返して、収納カバーを開けます
折りたたんだヘリ本体を、さかさまにして、コントローラーにいれます
折りたたんだヘリ本体を、さかさまにして、コントローラーにいれます

収納カバーを閉じて、ファインダー部分を上に立ち上げます。カメラのレンズの部分だけ外側に見えるので、こんな感じにカメラっぽくなります。写真撮影ボタン、動画撮影ボタンは、ヘリを飛ばしていたときのコントローラー時のボタンで、両手の人差し指の部分です

目から約3cm ほど離してファインダーをのぞいたところが、ほぼ撮れている風景になるみたいです。被写体とは、約1mはなれたところから撮影するときれいに写るそう
撮れた画像はこんな感じでした
撮れた画像はこんな感じでした

まとめ

操縦については、「ナノファルコンα」や「ピコファルコン」と同じくらい、安定した離陸ができます。パッケージに「入門~中級向け」と書かれているとおり、初心者や少し飛ばしたことがある人にも飛ばしやすいと思いました。クアッドコプター型のラジコンや小型ドローンなどと比べると、空中での安定性が落ちてしまいますが、このサイズで動画が撮れるのは面白いですね。1万円以内で部屋の外、中での空撮を楽しめて、落としても壊れにくく、おもしろいです。あと、従来よりも墜落しても壊れにくくなっているのもうれしいところです! 
コントローラーのなかにヘリを収納できる「デジカメモード」は、モニターのないトイカメラのような使い方で意外性のある写真が撮れるのではないでしょうか。それよりも、コントローラーに機体を格納できるので、持ち運びが便利になりました。連続飛行時間は約4分と、従来モデルとそれほど変わりませんが、ナノファルコンαやピコファルコンのようにコントローラーから充電できなくなっていて、屋外で充電しにくいのがちょっと不便でした。
(おまけ)初めて外で飛ばして、ナノファルコンデジカムが行方不明になったときの動画です。風にあおられ、どんどん高く空へ上って、消えて見失ってしまい非常にあせったのですが、このあとコスモス畑の向こうの草むらに落ちているのを発見し、ことなきを得ました。壊れてなくてよかったしすごい…!

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